設備機器のご案内

設備・機器のご紹介

一般撮影装置


一般撮影は、1枚のフィルムの中に豊富な診断情報を提供できる撮影法であり、レントゲンによるX線発見以来依頼最も古くかつ最も広く行なわれている基本的X線撮影法です。一般撮影は単純撮影を中心に使用頻度が高く、しかも対象範囲が広いのが特徴です。当院では一般撮影室を3部屋有しております。主に胸部・腹部・全身の骨等の撮影を行います。

X線TV撮影装置


一般撮影は、1枚のフィルムの中に豊富な診断情報を提供できる撮影法であり、レントゲンによるX線発見以来頼最も古くかつ最も広く行なわれている基本的X線撮影法です。一般撮影は単純撮影を中心に使用頻度が高く、しかも対象範囲が広いのが特徴です。当院では一般撮影室を3部屋有しております。主に胸部・腹部・全身の骨等の撮影を行います。

胃のバリウム検査の流れ
  1. 金具やボタンの付いた衣類を脱いで検査着に着替えます(特にブラジャーやスリップなどは外してください)。
  2. 胃の動きを止める薬を注射します。筋肉注射ですので少し痛いですが、我慢してください。
    心臓病・緑内障・前立腺肥大の方はお申し出ください。
  3. 検査台に上がります。最初にバリウムを飲みながら食道の写真を撮ります。むせったりすると、誤嚥して気管に入ってしまうことがありますので、あわてず落ち着いて飲むように心がけてください。
  4. 発泡剤を飲んだ後、バリウムを飲みます。これを飲むとゲップしたくなりますが、我慢してください。
  5. 胃の写真を撮ります。二重造影法では、粘膜にバリウムをコーティングするために台の上でグルグル回ってもらわなければなりません。これをローリングとよび、良い写真を撮影する上で大切なことです。
  6. いろいろな角度の写真を撮ります。
    • 検査中は透視と同時に写真撮影もしています。「息を止めてください」と頻繁に言われるのはこのためですが、この場合もまたさまざまな角度から撮影しなければなりません。結果的に患者様には台の上で体の向きを変えてもらったり、台を寝かせたり起こしたりを繰り返すことになります。まんべんなく胃を調べる上でこれらは大切なことなのでご理解いただければと思います。
    • 検査終了後バリウムを飲むと、後日白い便が出ます。また便が出づらくなりますので、当院ではバリウムに下剤が混ぜてありますが、下剤も処方されます。
胃のバリウム検査を受けられる方へ
  • 妊娠、または妊娠している可能性がある方は、必ず申し出てください。
  • 心臓病・緑内障・前立腺肥大の方は、必ず申し出てください。
  • 検査前日の夜9時以降から検査が終わるまで食事を控えていただきます。
    また検査当日は水分も控えてください(誤診を招く恐れがありますので、食事をとった場合は担当者に必ず申し出てください)。
  • 検査準備として、検査着に着替えて頂きます。
    胸やお腹・背中などに金属や厚い衣類などがあると写真に写り、誤診を招く恐れがありますので、それらを外してから着替えてください(例:ブラジャー・スリップ・ボタンの付いた衣類・湿布・エレキバン・カイロなど)。ただし、薄い下着(ボタンや模様がないもの)は身につけていても構いません。
  • 検査中は台が頭の方に倒れたりしますので、取っ手にしっかり掴まってください。
    ただし受診者の状態によっては頭の方に倒れて撮る方法を省く場合があります。
  • 検査中、ゲップをしないように気をつけてください。
  • 検査後白い便が出ますが、検査で飲んだバリウムですので心配なさらないでください。
  • 検査後、お腹が痛い・調子が悪いなどの不具合がありましたら当院受診科まで御連絡ください。

RI診断システム


半減期の短い、安定度の高いRI(放射性同位元素)薬剤を注射し、病変部に集積した薬剤からの、放射線を体外から計測し代謝機能などの機能情報を収集し、SPECT処理、全身検査等の画像により安全迅速に心機能や脳血流又全身のガンや肺塞栓の診断、評価等ができます。また、脳、肝、腎、骨、などのかくれた患部(機能が正常でないところ)を見つけるのにも役だっています。核医学の検査方法は、苦痛、副作用がほとんどなく、しかも内臓の働き、病気の状態がわかるので種々の病気の診断になくてはならない検査となっています。骨の病巣の発見に関しては、X線写真より核医学検査の方が優れている場合もあります。小児の骨髄炎の早期診断や、X線では診断の難しい部位や、はっきりしない微細な骨折の診断にも、なくてはならない診断法です。

核医学検査の流れ
  1. 核医学検査とは、放射線医薬品を静脈注射して、いろいろな内臓の働き、病気の有無をからだの外から情報を集めて、診断する方法です。
  2. 検査薬が目的の場所にたどりつく(集積する)まで待ちます。
    検査によっては、すぐに写真を撮れる場合と、2~3日待っていただく場合があります(2~3日待つ場合は一旦御帰宅して頂きます)。
  3. 検査台の上に寝ます。頭や胸の検査では顔の直前までカメラが近づいてきます。
    • 時間をずらして数回撮像、カメラを移動、回転させてたくさんの写真を撮ることがあります。
    • 検査時間は検査内容によって異なり数分で終わるものや、数十分かかるものもあります。
    • 薬の体内での移動をみるために、時間毎に数回写真を撮ることがあります。
    • 精密な情報を必要とする場合は、検査時間が約20分程度延長することもあります。
    • 途中で、からだを動かしたくなった場合は、必ず動かす前に『今動いて良いかどうか』を担当技師に、『声を出して』尋ねてください。途中で動くと、また検査を最初から行わねばならないことがあります。
  • 妊娠中、及び妊娠の疑いのある人、授乳中の人は、検査を受けられないことがありますので、前もって必ずお申し出ください。
  • 検査前には、お手洗いで排尿をすませておいてください。

デュアルプレーンアンギオシステム


最新の血管撮影装置であり、最先端の医療技術と装置を駆使して行われるインターベンション手技。心臓のPTCAにはじまり、頭部・腹部での塞栓療法、ステント挿入療法等の高度な手技。これらの検査・治療に対応が可能な最先端のデジタル型多目的アンギオシステムです。 IVRとは血管造影(DSA)・超音波断層・内視鏡等によりリアルタイムで体内の動画像を観察しながら行う治療法です。従来から行われている外科手術のように体に大きくメスを入れることなく、皮膚へ開けた直径数ミリの小さな穴から細いチューブを挿入することで、心臓・血管・肝臓・脳・消化器・泌尿器などの病気に対して、外科的手術と同様の効果が期待できる新しい治療法です。治療を施した瞬間から劇的に改善することが特徴的で、また、傷が小さいため術後の回復が早く、入院日数は3~5日と非常に短くてすみます。手術よりも体力的な負担が軽く、局所治療効果が高く何回もくりかえして治療が出きる利点があります。技術の進歩と共に発展している分野です。

血管撮影を受けられる方へ
  • 血管撮影検査は足の付け根、手首等からカテーテルと呼ばれる管を血管内に入れて検査を行います。
    血管に管を入れる際皮膚と血管に傷が付きますので、これが完全に修復されるまで入院して頂きます。
  • 検査時間は内容により30分~3時間ほどかかります。
  • 検査中に何か変わったことがありましたら、周りにスタッフが居ますので、体を動かさずに言葉で伝えてください。
  • 血管撮影は造影剤を使用して行います。造影剤は希に副作用を生じることがあり、以前に造影剤を使った検査を行った際に副作用があった場合やアレルギー体質の方には血管撮影検査を受けることができない場合があります。検査の際当院では十分に注意し準備や対策も万全を期しておりますが、検査前の問診等以外でお気づきの点がありましたら、担当医もしくは検査担当スタッフにお申し出ください。
  • 希に検査終了後、数時間~数日後に副作用の様な症状(体の痛み・吐き気・息苦しさ・発疹・かゆみ等)がある場合がありますので、その時は早めにスタッフへお申し出ください。

MRIシステム/MRAシステム


周りが磁石で出来たトンネルの中に体を入れ、FMラジオに用いられる電波を体に当てて体の断面を見る検査です。特徴としては、X線検査では見られない脳・脊髄・椎間板・半月板・筋肉・腱・血管等が鮮明に写しだされます。そして、体のあらゆる角度の断面が得られるのとX線を用いないためX線被曝することがありません。わずかな病変も見逃さない画像が腫瘍などの早期発見にたいへん威力を発揮します。現在最新の医療機器として医療現場で注目されており今後ますます活躍の場がふえていく画像診断の最先端です。しかし、CT検査に比べ検査時間が長く、また磁石を使用しておりますのでペースメーカー等体内に金属を使用している方は検査が出来ませんので事前に担当医または担当技師にお知らせください。また、脳動脈瘤クリップや人工関節など、体に金属を埋め込む手術を受けられた方や妊婦、または妊娠している可能性がある方、閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方も必ず事前に担当医または担当技師にお知らせください。

MRI検査の流れ
  1. 円形のトンネルの中に、横になったまま(仰向け)で入り検査します。
    • 検査時間は約10分~20分程度で終了します。
    • MRI検査は検査目的によって検査時間が異なるため、予約時間どおりに検査ができず、お待ちいただくことがありますので、御了承くださるようお願いいたします。
    • この検査は磁石の検査ですので、はずせる金属類(入れ歯、イアリング、 ピアース、エレキバン、治療用針、ベルト、時計、メガネ、ライター、鍵、チャック、アクセサリー等) がついてないか、 もう一度確認してください。
    • 入れ墨、化粧(アイシャドウ、アイラインなどの鉄分を含んでいる場合)などをされている方は、検査の際、その部分が熱く感じることがありますので担当者にご相談ください。
  2. 『トントントン…』『ドンドン…』『ウイーン、ウオーン…』という大きな音がします。
    道路工事現場の騒音、建設現場の騒音に似ていますが、この音は装置の磁気をおこすためのコイルから発生する音ですので心配いりません(当院の東芝製1.5テスラMRI装置はもっとも静粛性に優れている装置のひとつです)。『トントントン…』など音のする間は、コンピュータで画像を作成している状態ですから、体を動かさないでください。
  3. 1回の撮影に約2~4分かかり、これを数回行います。
    胸やお腹の検査の場合、息を止めて撮影することがあります。
MRI検査を受けられる方へ
  • 体の中をより詳しく調べるため、造影剤を使って検査をします。
  • 造影剤を注射した時、体が熱くなったり冷たく感じたりすることがあります。
  • 造影剤は尿として排泄されますので、検査後はなるべく水分(お茶・水・ジュースなど)を多めに取り、早めに排泄されるようにしましょう。
  • 造影剤注射後、体の痛み・吐き気・息苦しさ・発疹・かゆみ等の症状があった場合は早めにお申し出ください。
  • 造影剤は希に副作用を生じることがあり、以前に造影剤を使った検査を行った際に副作用があった場合やアレルギー体質の方には造影検査を受けることができない場合があります。検査の際当院では十分に注意し準備や対策も万全を期しておりますが、検査前の問診等以外でお気づきの点がありましたら、担当医もしくは検査担当者にお申し出ください。
  • 希に検査終了後、数時間~数日後に副作用の様な症状(体の痛み・吐き気・息苦しさ・発疹・かゆみ等)がある場合がありますので、その時は早めに当院へ御連絡ください。

全身用X線CTスキャナ


全身の断層面が簡単に撮影でき、手術前の検査や術後の経過観察など幅広く利用します。最新鋭のマルチスライスCT(最新鋭の16列マルチスライスCT『Aquilion(東芝)』を導入)により高性能な診断を行っております。マルチスライスCTは、従来の数倍の高速スキャンがミリ単位で可能となり、1回のスキャンで16断面の撮影出来るので患者様が1回の呼吸停止で精度の高いCT画像が得られます。緊急時の対応のみならず、CTアンギオグラフィーや立体画像解析等、より高度な診断手技も応用できる様になりました。検査時間は検査部位や内容によって異なり、約5~10分程度ですが、30分以上かかることもあります。正確でよい診断が得られるために、検査室ではCT担当者の指示にご協力お願いします。

CT検査の流れ
  1. 予約票に書いてある注意事項(食事制限など)を守れなかった方は、検査前にCT担当者にお申し出ください。
  2. アレルギーのある方、以前何らかの薬で異常のあった方は、検査前にCT担当者にお申し出ください。
  3. 撮影部位により検査衣に着替える場合があります。
  4. 基本的に上向きに寝て検査を行います。
  5. 検査の目的に応じて、頭を下げて検査する場合があります。
    これは、ちがう方向(冠状方向)から撮影するためです。
  6. CTの検査中は、動かないようにしてください。
    検査中、身体を動かしたくなった人(かゆみ等など)は、動かす前に、動かして良いかを、CT担当者に声を出して確認してください(患者さんの声は、操作室に聞こえます)。
  7. 頭部CTでは、頭部を動かさないようにしてください。
    胸や腹部CTでは、息を吸って止めていただきます。
    具体的には、女性の声で次のように声がかかります。

    • 『息を吸って、止めてください』
    • 『楽にしてください』
  8. 検査終了時は、指示のあるまで動かずに、楽な姿勢でお待ちください。
造影CT検査を受けられる方へ
  • 体の中をより詳しく調べるため、造影剤を使って検査をします。
  • 造影剤を注射した時、体が熱くなったり冷たく感じたりすることがあります。
  • 造影剤は尿として排泄されますので、検査後はなるべく水分(お茶・水・ジュースなど)を多めに取り、早めに排泄されるようにしましょう。
  • 造影剤注射後、体の痛み・吐き気・息苦しさ・発疹・かゆみ等の症状があった場合は早めにお申し出ください。
  • 造影剤は希に副作用を生じることがあり、以前に造影剤を使った検査を行った際に副作用があった場合やアレルギー体質の方には造影検査を受けることができない場合があります。検査の際当院では十分に注意し準備や対策も万全を期しておりますが、検査前の問診等以外でお気づきの点がありましたら、担当医もしくは検査担当者にお申し出ください。
  • 希に検査終了後、数時間~数日後に副作用の様な症状(体の痛み・吐き気・息苦しさ・発疹・かゆみ等)がある場合がありますので、その時は早めに当院へ御連絡ください。

超音波診断装置(カラードップラー)


超音波を使って、身体に悪影響なくしかも極めて手軽に体内を観察する装置です。
安心して使うことができるので腹部、心臓、胎児の観察などその応用は幅広く、信頼性も定着しています。

マンモグラフィ


乳がんの早期発見に適した専用の装置です。何の痛みもなく安心して乳房の精密検査ができます。近年、乳癌の発症は増加の一途をたどり、壮年層(30~64歳)での部位別癌死亡率では乳癌は最も多く、年々増加しております。しかし、癌を小さいしこりのうちに見つけることができれば乳癌は100%近く治ります。ごく小さな癌を早期発見するためにも、厚生省により推奨・発表されている乳癌検査の頻度は40歳以上の女性は2年に1回のマンモグラフィに視触診を併用する乳癌検診とされています。

乳房撮影を受けられる方へ
  • 上半身裸になり、乳房をはさんで撮影します。ネックレスなど上半身などのアクセサリーも外します。
  • 撮影する際技師が直接乳房に触れ場所を合わせ圧迫します。
    良い写真を撮るために必要なことですので協力をお願いします。
  • 自分で気になっていること(痛み・しこりなど)があったら撮影前に技師にお申し出ください。

骨量定量レントゲン


骨のカルシウムを測定する装置です。人は50歳を越えると骨の中のカルシウムが減少し、骨折や変形を起し易くなります。骨粗しょう症は加齢とともに骨の密度が減少して、スカスカになった状態のことをいいます。骨粗しょう症を早期に発見して予防法を行うことが大切です。骨粗しょう症を予防していくためには、今自分の骨密度の状態を測定して、バランスのとれた健康づくりを進めていくことが大切です。DXA法はもっとも正確な骨量測定法であり、かつ腰椎や大腿骨頭部などもっとも重要な部位を直接測定いたします。

電子内視鏡


食道、胃、大腸などの消化管や気管支などの粘膜面を明瞭に写し出し、患者さんも検査中直接自分の臓器の状態を見ることが出来ます。
小さな病変も見逃さない日本が世界に誇る最新の診断装置です。

ラジオ波焼灼装置


ラジオ波治療は 高周波(周波数約450キロヘルツ)を使って熱を発生させがんを焼き切る治療法です。

トモセラピー


トモセラピーとは、放射線治療を行うために開発された治療装置です。トモセラピーは、前立腺癌の部分だけにピンポイントで放射線を当てるため、副作用の少ない治療です。トモセラピーによる放射線治療期間中は入院の必要がなく、外来で治療が可能です。

ダヴィンチ(ロボット手術)


ダビンチ(da Vinci)とはアメリカで開発された手術を支援するロボットです。
1999年からヨーロッパで医療機器として使用が正式に認可され、2000年にアメリカでも医療機器としての使用が認可されました。
日本では2009年より医療機器として認可を受け、2012年4月より、前立腺癌に対する手術のみ、保険医療として認められています。

 

64列マルチスライスCT

造影機器の進化

 最近、新しいCT機器であるマルチスライスCTが開発され、狭心症の原因となる冠動脈(心臓を栄養する血管)の狭窄の発見には、心臓カテーテル検査に代わって、このマルチスライスCTを用いることができるようになりました。造影剤を使う点では、心臓カテーテル検査と差がありませんが、動脈に針を刺してカテーテルを入れていく必要がないため、検査に伴う合併症の危険性はほとんどなくなりました。マルチスライスCTでは、造影剤を使う場合でも手の静脈から点滴をするように造影剤を注入するため、心臓カテーテル検査のような動脈に針を刺してカテーテルを入れていくことによる危険性は全く生じません。検査時間も1分以内で、検査後も特別な止血操作や安静時間は必要でなく、外来での待ち時間中に検査を終えてそのまま帰宅できます。

マルチスライスCTとは


従来のCTと違い、マルチスライスCTでは一度に複数のスライスを撮影できます。4列、8列、 16列と多列化が進むにつれて、一回に撮影できる範囲は広がり、息を止める時間も短くなってきました。最近登場した16列CT以降では広い範囲でもほぼ一回の息止めで検査が可能です。64列CTはその最高機種にあたり、例えば頭部から下肢にかけての広範囲を検査したとしても、最速で十数秒の撮影で終了します。
心臓CT検査の際、16列マルチスライスCTの場合は息止めが25~30秒ほど必要ですが、今回の当院64列CTでは5~7秒程度の息止めで検査が可能です。また、今までのマルチスライスCTでは不整脈が少しでもあると、CTの画像が乱れ、また心拍数が遅過ぎたり速過ぎたりすると、それだけで良い画像が取れなくなってしまうことが指摘されています。つまり、今までのマルチスライスCTにも、それなりの弱点があったわけです。

Beat to Beat Delay Algorrithmとは

この独自のメカニズムにより、心拍数が不整であったり、脈が速過ぎたり遅過ぎたりしても、ほぼ正確に冠動脈の狭窄度を検出することができます。また、検査時間も5~7秒で、検査後の解析時間も10分以内と短縮されています。また造影剤がなくてもある程度冠動脈の状態が把握できるため、病変があるか、ないかという判断には造影剤を用いない単純CTとしても使用でき、特に造影剤アレルギーがある患者様にも検査を行うことができます。

検査時間短縮のメリット


64列マルチスライスCTにより今までは、冠動脈造影検査のために入院するのに踏み切れなかった人の検査が外来で容易に出来るようになりました。大きな利点は、外来で約15分ほどの検査で冠動脈の大体の形状がわかることです。 この検査で冠動脈狭窄が疑われた場合には、その後の治療方針(薬物治療、バルーン・ステント等のインターベンション、バイパス手術など)の決定のためには冠動脈造影検査で精密に調べる必要があります。

64列マルチスライスCTの適応分野

上記の冠動脈の検査をはじめ、大動脈、腹部、頭頸部、下肢等の全身の血管に対しても血管造影検査と同等あるいはそれ以上の情報を得ることができます。手術前の精査としての血管造影検査はこのマルチスライスCT検査に換わりつつあります。
三次元画像は血管・心臓の検査以外にも骨・関節など整形外科領域でも広く利用され、立体的な構造を理解するのに役立っています。さらには消化管造影検査・内視鏡検査に類似した画像を作成することも可能です。撮影時は、高画質を保ちつつ、X線量を自動的に細かく調節し適切な電流制御を行う機能が働き、検査時の被曝低減に役立っています。
マルチスライスCTの様々な最新技術を活かし、一度の検査で最大限の情報を引き出すよう努力することで、患者の負担を減らしよりよい医療の実現が期待できます。

心臓の検査法の比較

心臓
カテーテル検査
従来の
マルチスライスCT
当院のPhilips社製
64列マルチスライスCT
動脈損傷、脳梗塞等の
合併症の危険性・
検査に伴う
出血の危険性
あり なし なし
造影剤アレルギーの
危険性
あり あり あり
検査時間 30分 1分以内 5~7秒
入院の必要性 あり なし なし
外来での検査 通常不可能 可能 可能
検査後の当日運転 不可能 可能 可能
費用 [国保・社保] (3割負担) 5~10万円 9千~1万円 9千~1万円
[老人・高齢] (2割負担) 4~9万円 6~7千円 6~7千円
[福・老・親・障・高] (1割負担) 2~3万円 3~4千円 3~4千円
検査の信頼性 高度 中等度 高度
不整脈・心筋症による
検査の限界
なし あり なし