腎尿管結石破砕センター

尿路結石は近年増加傾向にあり、日本人が生涯のうちに結石に罹患する確率は約10%です。つまり10人に1人は結石にかかるということです。
症状がある場合の約70%は自然排石し、30%は何らかの処置を必要とします。発症すると激痛を伴うことが多いのが特徴です。 
尿管結石でお困りの方は、江戸川病院の担当医にご相談ください。
経験豊富な医師が対応いたします。

 

尿路結石とは

尿路結石はまさに「尿路」に石ができる病気です。腎臓で作られた尿は、腎臓の中の腎盂というところから、尿管、膀胱、尿道を通って体外に排出されます。この尿の通路を尿路と呼び、ここにできた結石を総称して尿路結石と呼びます。
尿に溶けこんでいるカルシウムやシュウ酸、リン酸などが結石のもととなります。多くはカルシウム含有結石で、全体の約8割を占めます。石が出来る部位によって「上部尿路結石」と「下部尿路結石」に分かれますか、約95%は前者、すなわち腎臓で形成され、またはこれが尿管に下降したものです。後者の膀胱結石あるいは尿道結石は約5%のみで、しかも前立腺肥大症や尿道狭窄などの尿の出にくくなるような病態があるときのみ出来ます。2:1以上の割合で男性に多い病気です。

 

 尿路結石の症状

結石があっても無症状の場合もあります。あまり症状を生じがないか鈍い痛みだけものを「サイレントストーン(沈黙の石)」と呼びます。

膀胱に結石があると、下腹部に痛みが生じることがあります。七転八倒の痛みがあるときは、「疝痛発作」と呼ばれ、「腎杯頚部」、「腎盂尿管移行部」、「尿管」などの狭いところに結石が詰まって尿の流れを阻害しているからです。痛みは腎臓のある背部から脇腹、下腹部へと拡がります。痛みは2、3時間続きますが、その間は数分おきに痛みが強くなるというように、痛みの強弱に波があるのが特徴です。

冷汗、吐き気を伴うこともありますから、胃腸の病気と勘違いすることもあります。また、男性では精巣、女性では外陰部にも痛みを感ずることがあります。さらに、尿路の粘膜が結石によって傷ついた場合には血尿が出たり、膀胱にある場合には頻尿や残尿感があります。

結石が「腎盂・腎杯」に留まっている時は痛みは無いか、あっても鈍痛程度。しかし、ここで結石がサンゴ状結石のように大きくなりすぎ、「水腎症」など腎臓が機能しなくなるなどの合併症を引き起こすことがあります。

また、結石、特に感染結石により尿流の通過障害があると、腎盂腎炎から「敗血症」という怖い病態を誘発しますから速やかに専門医(泌尿器科医)を受診して下さい。

治療方法

保存療法

結石があっても無症状の場合もあります。あまり症状を生じがないか鈍い痛みだけものを「サイレントストーン(沈黙の石)」と呼びます。

膀胱に結石があると、下腹部に痛みが生じることがあります。七転八倒の痛みがあるときは、「疝痛発作」と呼ばれ、「腎杯頚部」、「腎盂尿管移行部」、「尿管」などの狭いところに結石が詰まって尿の流れを阻害しているからです。痛みは腎臓のある背部から脇腹、下腹部へと拡がります。痛みは2、3時間続きますが、その間は数分おきに痛みが強くなるというように、痛みの強弱に波があるのが特徴です。

冷汗、吐き気を伴うこともありますから、胃腸の病気と勘違いすることもあります。また、男性では精巣、女性では外陰部にも痛みを感ずることがあります。さらに、尿路の粘膜が結石によって傷ついた場合には血尿が出たり、膀胱にある場合には頻尿や残尿感があります。

結石が「腎盂・腎杯」に留まっている時は痛みは無いか、あっても鈍痛程度。しかし、ここで結石がサンゴ状結石のように大きくなりすぎ、「水腎症」など腎臓が機能しなくなるなどの合併症を引き起こすことがあります。
また、結石、特に感染結石により尿流の通過障害があると、腎盂腎炎から「敗血症」という怖い病態を誘発しますから速やかに専門医(泌尿器科医)を受診して下さい。

侵襲的療法

侵襲的治療には、 『ESWL(体外衝撃波結石破砕術)』があります。 

 

ESWL(体外衝撃波結石破砕術)

 ESWLとは


   ESWLとは、体外で衝撃波を発生させ体内の結石のみに衝撃波を収束させ 破砕するものです。砂状になった石は、尿とともに体外に排泄されます。(結石を 取り出す手術ではありません)。
江戸川病院では、2009年3月より、新型体外衝撃波破砕「ESWL」装置 ”VARIOSTAR(バリオスター)”を導入しております。

 VARIOSTARの特徴

①照射角度を自在に変更


従来の装置では治療部位の下方45°からしか狙うことのできなかった衝撃波の照射角度をフレキシブルに変更することが可能です。
患部へ上方からや斜め方向などから照射が可能になった結果、結石破砕時の位置決めがこれまでと比べて容易に行うことができ、患者さまの負担が軽減されます。
以前のものは結石の位置によっては、うつぶせの位置で治療しなければならないこともありましたが、本装置は衝撃波の発生源が可動式なため、患者様は、あおむけの楽な体位のままで治療が受けられます。

VARIOSTARの特徴

②多様な結石の破砕に対応する衝撃波ヘッド

衝撃波ヘッドは電磁誘導方式“Cplus(シープラス)-tube"を搭載。
低エネルギーから高エネルギーまで38段階の幅広いダイナミックレンジを実現しており、エネルギー照射をきめ細かく制御することでより患者様の状態に合わせた治療が可能となりました。

 

f-TUL(経尿道的結石破砕術)

 f-TULとは

これまで尿路結石に対しては治療時間が短いため、外来通院でも対応できるESWLが広く普及してきました。しかし、ESWLは、骨に悪影響を与える恐れがあるため、骨のすぐ近くにある結石の治療には不向きです。また、結石が大きすぎると、衝撃波を当てて粉々になった結石が排出される時に痛みを感じたり、尿管に詰まって尿が流れなくなってしまう可能性があります。
また、結石が大きい場合や硬い場合、尿管狭窄を合併している場合は、ESWL単独での治療は難しい場合もあります。

それに対しf-TULは、レーザーを用いて確実に結石を破砕することが可能です。また、直接、破砕した結石を回収するためより根治性の高い治療法といえます。

 f-TUL(TUL)治療法

f-TUL(TUL)は、麻酔をかけた状態で尿道から「尿管鏡」という細かい内視鏡を挿入し、結石をモニターで見ながら破砕する方法です。この手術は入院を要します。直接見ながら結石を破砕するので破砕効果を直接知ることができ、また破砕した結石を直接体外に取り出すことができます。本来の尿の通過路を使用するため非常に低侵襲な手術といえます。

f-TUL(TUL)ではホルミウム・レーザーを使用します。
以前は、電気メスを用いた術式が主流でしたが、出血が多いなどの難点がありました。ホルミウム・レーザーは強力な破砕力により尿路に発生する全ての結石を破砕する事が可能であり、また、組織への熱侵襲が極めて少ないためのが特徴です。
エネルギー出力を設定できるため、結石の状態に合わせ、破砕効果を発揮します。 

f-TULとは、特に細径の柔らかい尿管鏡(軟性尿管鏡)やレーザーファイバーを使用し、バスケットで結石片を取り出すの治療のことをいいます。尿管鏡やレーザーの進歩により、f-TULの安全性と確実性が向上しています。
江戸川病院では、f-TULも行っています。

 

 f-TULの特徴

・結石が膀胱に近い下部尿管結石で行います。
・f-TULの場合、通常の内視鏡では到達しにくい腎結石の破砕も可能です。
・f-TULは保険が適用され、数日の入院を要します。
・内視鏡手術なので開腹手術に比べて痛みも少なく、尿路を使用するため低侵襲といえます。